また、高齢者の方が命を落とす第一の原因である誤嚥性肺炎は、お口の中の細菌が増えた状態で、唾液や食べ物が誤って気管に入ることが原因で起こります。そのため、口腔ケアをしっかりと行っていれば事前に防ぐことが可能となります。

• 合わない部分入れ歯は、バネをかけている歯に大きな負担をかけ、連鎖的に抜け落ちる原因となる
• しっかりと噛めないことから食べ物を丸呑みにしがちで、消化不良や栄養不足、胃腸へ負担をかける原因となる
• 入れ歯が合わないからと外したままにしておくと、空いたスペースに周りの歯が倒れて不正咬合の原因となる
• 歯茎の下にある歯槽骨が減ることで、将来行う入れ歯治療やインプラント手術が難しくなる可能性がある
• 歯がない場所は歯槽骨の吸収が加速して、歯茎の土手が少しずつ減ってくる可能性がある
• 慢性的な頭痛や肩こり、腰痛の原因になる

これらのリスクを低減させるために重要なのは、歯科医院へできるだけ早いタイミングでご相談していただくことです。当院ではしっかりと噛めて、お口に合う入れ歯の作製に努めております。また、現在お使いの入れ歯の修理・調整にも対応しております。

• 初期の虫歯治療は規模が小さくて済みますが、重症化して根の治療に移行すると、時間や費用、手間が余計にかかってしまう
• 急に歯の痛みがなくなった場合は治ったのではなく、歯の神経（歯髄）が死んで痛みが感じ取れなくなって、歯の内部で虫歯が進行している
• 虫歯が原因で、上顎洞（上顎の上にある空洞）に膿が溜まったり、骨が溶けたりする可能性がある
• 抜歯部分を抜けたままにしていると、残った歯並びが崩れていく可能性がある
• 虫歯が進行すると、抜歯する必要性が出てくる

多くの方は、抜歯の可能性、また歯を失ってから歯の重要性に気付かれる傾向があります。皆さまにはぜひ、早い段階で異常に気付いていただき、受診をご検討いただければ幸いです。